かんしゃく息子とワンオペの日々

育児×ゆるい働き方×趣味 について書くブログです。 

泣くほど辛い、子どもの癇癪(かんしゃく)への対応まとめ!

わが家には明るく元気な2歳男児がおります。

 

この子が癇癪のひどい持ち主でして、一度癇癪をおこすと暴れるは叩くはで、もう手が付けられないくらい対応に困っていました。

 

困りに困って、ネットで得た知識や保育士さんからの言葉を片っ端から実践してきました。

 

そうして、子はもうすぐ3歳、1年かけてようやく落ち着いてきました。
まだ多少癇癪が出る時がありますが、説明して納得するまでの時間が短くなってきています。

 

年齢的な治まりもあるとは思いますが、ネットの知識や保育士さんの言葉には自分自身とても救われてきました。

 

このブログ記事が同じように、子どもの癇癪でお困りの方のほんの少しでも手助けになればと思います。

 

以下は子供に特に効果のあったものを手順を追ってまとめたものになります。

それでは早速行ってみましょう!

 

まずはじめに癇癪を起こさないための予防策

①2つの欲求に気をつける

  • 睡眠欲→眠い、お昼寝時間が近い
  • 食欲→おなかが減っている

これらが満たされていれば比較的癇癪を起こしにくいです。

 

 ②予め説明すること

外出の際に「おもちゃは今日は買わない」「先に病院に寄ってから保育園に行くよ」など、癇癪を起こしそうなポイントがある場合は先に子供に言い聞かせておきます。

 


ではいよいよ本題です。

癇癪が起こってから行う①から⑤です。

①親が感情的にならない&癇癪の原因を聞き出す
②親の譲れるところと譲れないところを決める
③気持ちが落ち着くまで待つ&同調、説明、抱きしめる
④気持ちを切り替える手伝いをする
⑤交渉・取引

一つずつ詳しく書いていきます。

 

親が感情的にならない&癇癪の原因を聞き出す

子供が癇癪を起こしている中、親も感情のままに怒ってしまうと、子供もヒートアップしてしまい逆効果です。

 

親には理解できないことで泣き続けていたりするとイライラしてしまうのは、親も人間だから仕方がないんですが、怒ってしまうと余計に癇癪を長引かせてしまいます。

 

出来るだけ冷静に子どもの気持ちを聞き出してください。

 

とはいっても…余裕のある時ならまだしも、余裕のない時はやっぱり一緒になって喧嘩しちゃいますよねー。ほんとに子育てって忍耐だなって思います。

 

親の譲れるところと譲れないところを決める

子どもが癇癪を起こした時、起こした原因を達成してあげると治まるのは分かりきっているのですが、それが難しい場合があるから癇癪は厄介なんですよね…。

 

子どもに譲ってもいいラインと譲れないラインをなんとなくでも決めていると、癇癪が起こった際にすばやく対応ができるので決めておくと楽です。

 

ご家庭によって「ここは譲ってもいいけど、これはダメ!」のラインが違うので、あくまでも我が家の場合です。参考にしてみてください。

 

OK!◆子供に譲ってもいいもの
・子どものペースにあわせること
・危険なこと以外の躾

NG!子供には譲りたくないもの
・危険なこと
・食生活の乱れ(アイスやジュースをたくさんほしがる)
・購入予定のない玩具のねだり
・時間がないとき
・実現不可能なもの

 

譲れるところは子どもに達成させてあげて、癇癪を治めてしまいましょう!

 

 ◆OK!◆ ・子どものペースに合わせること

例)親:子どもをお風呂に入れたい

  子:まだ遊びたい!【癇癪】

  親:じゃあ、遊びにある程度満足したら入ろうか

 

これ寝る時間まで遊び続けてしまう可能性もあるので、あと五分だよとか、時間を意識させたり、お風呂まで車で競争しようとか遊びを取り入れながら誘導する工夫も必要かもです。

 

  ◆OK!◆ ・危険なこと以外の躾

例)子:ご飯は食べたくない!遊びたい!【癇癪】

       親:一食くらい食べなくても死なないからまあいいか…

例)子:ピーマン食べたくない!【癇癪】

       親:いつかは食べるようになるかな

 

子どもって管理しないと全然ごはん食べない子もいるので、親の判断が難しいところだと思うのですが、できるだけ子どもの気持ちも大切にしてあげましょう。

 

大人になれば、ごはんだって自分で食べるし、お箸やトイレもみんな出来るようになります。

 

イヤイヤ期の時期の躾は少しゆるめでもいいのかななんて思ったり…

 

親が余裕を持ちたいので、うちでは今は大体okにしちゃってます…。

 

問題は譲りたくないものですね!
これの対応は次からです!

 

気持ちが落ち着くまで待つ&同調、説明、抱きしめる

興奮していると全く聞き耳を持たないので、一旦感情を出し切るまで可能な限り待ってみてください。

 

外出先で癇癪を起してしまった場合、床に寝そべって泣いたりわめいたりしても安全で、なおかつ人に迷惑をかけないところまで移動しましょう。

 

そして多少落ち着いたら、子どもの気持ちに同調し(「やりたかったねー、わかるよー」など)何故ダメなのかを子どもにわかるように説明しましょう。

 

また、ややこしいのですが、ダメなことを分かってやっているときもあります。
ママの気を引きたい、構って欲しいからくる行動です。

 

大体そういう時は癇癪の理由をきいても文章にならない&意味が分からないことが多いです。その場合は同調をたくさんしてやり、抱きしめることをしてあげてください。


説明しても納得できないなどで、癇癪が続く場合、次のステップに進みます。

 

気持ちを切り替える手伝いをする

怒っている気持ちを別の何かで紛らわせてしまいましょう。

 

家の中にいたら、外に少し散歩に出ようと誘ってみたり、逆に外にいたら、好きなものを見に行こうと誘ってみたり。

 

この間遠くの公園に外出した先で癇癪を起こした時のことを例にします。

 

例)子:家にあるストライダーで遊びたいから、取ってきて【癇癪】

  母:家まで何分かかると思っているの?無理だよ。

  子:いやだいやだ!とってきてー【号泣】

                     10分経過

  父:あ、見て!あそこの壁にヤモリがいるよ

  子:……え!どこどこ!

この後、ヤモリ探しに夢中になっていました…

 

うちの子は昆虫と電車が好きなので、よくそれを利用しています。お子さんの好きなものに置き換えて試してみてください。

 

一つ注意点ですが、自然な形で誘導してください。

 

思い出した!or発見した!的なテンションで。明らかに話をすり替えようとしているなとバレると、聞く耳を持たなくなってしまいます。

 

保育士さんいわく、女優のような演技力はとても有効だそうです。

 

そして、母対子だと子が意固地になってしまう恐れがあるので、もし他の人の手を借りれそうな時は遠慮せずに借りてください。

 

この時は父もいたので、気持ちをうまく切り替えられたのかもしれません。

 

うちは何度か保育園の登園中に癇癪を起こしていて、保育士さんに間に入ってもらったことがあります…。

 

他のお母さんたちにも見られていて恥ずかしい限りでした…トホホ…。

 

子どもは保育士さんに抱きしめてもらって気持ちを落ち着かせていました。
どうやら、叱る役と慰める役は別々でいるとスムーズのようですね。

 

良ければ試してみてください。

 

交渉・取引

できたらやりたくないけどこれは最終手段です。

 

気持ちが落ち着くまで待つ時間がなかったり、気持ちの切り替えをうまくできなかった場合に行います。

 

そのままですが取引です。

 

親の譲れないラインをちょっとだけ動かして、条件付きで子どもの要求を飲んであげます。

 

例えば、二本目のアイスをほしいと言っているけど、ちゃんとお風呂に入ってお着換えまでしたら食べてもいいよとしたり。

 

おもちゃ屋さんでおもちゃがほしいと泣いていたら、これは高いから買えないけど、こっちの安いのならいいよとか、誕生日に買ってあげると約束するなど…。

 

子どもと親両方が納得する着地点を探しましょう。

 

書いといてあれですが、
「交渉・取引」は自己流なので、行う場合はご自身の責任でお願いします。

 

大体育児系のサイト等では子どもの癇癪に親が根負けして要求をのむな的なことが書かれています。

 

親に要求をのませたことが成功体験になって、癇癪を繰り返すことになる…そうな。

 

うちは泣き出すと床に寝そべって暴れるし、声もでかいので延々泣かせとくとか無理だわ!!(泣)

 

周りの目は気になりますよね…

 

完全に子どもの要求をのむよりは交渉の方がいいのかなと個人的には思います。

 

まとめ
①親が感情的にならない&癇癪の原因を聞き出す
②親の譲れるところと譲れないところを決める
③気持ちが落ち着くまで待つ&同調、説明、抱きしめる
④気持ちを切り替える手伝いをする
⑤交渉・取引

 

癇癪には冷静に待ちましょう。
子どもの気持ちに寄り添いましょう。
そのうえで気持ちをコントロールする術を教えてあげましょう。


そして…

 

もう子どもに「我慢ならん!このバカヤロー!」ってなったら、話を聞いてくれる人(実母、夫、保育士さん、ママ友等)誰でもいいので、愚痴りましょう!

 

愛する子どもの悪口を言っているみたいで多少気が引けるかもしれませんが、イライラしすぎて手をあげるよりは絶対にいいと思います!

 

癇癪のピークは2~3才の1年間です。この時期を乗り切ればいいのですが、渦中はとても辛くて長く感じます。自身の息抜きも積極的にできるようにしてくださいね。

 

一緒にがんばりましょう。